世界の動きを分析する

FXの基礎知識「ファンダメンタルズ分析」

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは経済指標や政治動向から、為替相場の中長期 の方向性を考える分析のことです。材料となるのは政治、軍事、経済政策など。たとえば世界中が注目しているイギリスのEU離脱(ブレグジット)問題ですが、これはポンドの動向に大きな影響を与えています。

イギリスのブレグジットのような一国の政治的・経済的な大きな出来事はいつ発生するかわかりません。対して、発生するのが分かっているイベントもあります。それは、各国が定期的に発表している経済指標です。なかでも現在のところ最も強い基軸通貨であるアメリカの政策金利や雇用統計などは、世界中の人が注目しているためチェックは必須です。

・並んで紹介されることの多い「テクニカル分析」とは

ファンダメンタルズ分析と並んで重要な分析がテクニカル分析です。過去の為替相場の動きから、今後を予測するのがテクニカル分析です。テクニカル分析はローソク足 や単純移動平均線、ストキャスティクスなどのチャートやツールを使って分析を行います。

中長期の動向も分析しますが、第一には トレードの売買タイミングを測るのがテクニカル分析の目的です。

相場の方向を見極め、売買のタイミングを測るのがテクニカル分析です。

・ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析 の関係

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は相互に補完する関係にあります。

「テクニカル分析だけで十分」という人もいますが、たとえば為替が大きく上下しやすい重要経済指標の発表の際には取引を休んだり、逆に大きく動くことを見越してトレードをしたりする人もいます。

また、政策転換や各国の政治的な衝突など、テクニカル分析だけでは対応できない場面はしばしば発生しています。中長期の流れを見ていないとしても、誰もが大なり小なりファンダメンタルズ分析の要素を使っていると言えます。

反対にファンダメンタル分析だけでトレードをするという人もあまりいません。大きな方向性をファンダメンタルズ分析でつかんだとしても、チャートは大小の波をつけて変化していきます。取引に適したタイミングを見計らうために、何らかのテクニカル分析を使うのが一般的です。

外国為替相場が変動する要因

為替はある国家間での通貨の交換比率の変化であり、各国の経済の力関係によって日々変化しています。

金利の上昇による変動

その国のお金の需要と共有のバランスに影響を与える主な要因は、景気です。景気が良くなると、消費者の購買意欲が増し、企業などの設備投資が増加。すると、資金の需要も連動して高まるため、金利が上昇します。
また、一般的に物価が上昇すると、買いだめなどの購買意欲が高まることから、各国の中央銀行が金融引き締めを行うため、金利が上がります。
たとえばこれを、ドルと円で考えてみましょう。日本の経済成長率が高く金利が上昇していくと、円の力が強くなり円高 (=ドル安)傾向に傾きます。反対にアメリカの経済成長率や金利が上がっていけばドル高(=円安)傾向に傾いていきます。これは状況の良いほうの通貨を世界中の人が買おうとするからです。

経済指標や突発的なできごとなどによる変動

為替を変動させるのは、GDPなどの経済成長性、国債等を含めた国家財政、貿易収支などの経済収支、政策金利、政府の市場介入など。戦争や地域紛争、災害などの突発的な出来事によっても為替は変動します。

また、各国の要人発言により相場が急変動することもあるため、ニュースなどにはアンテナを高くしておきたいところです。特に金融政策に関する発言は、世界中のトレーダーが敏感に反応します。

ファンダメンタルズ分析に使用される経済指標

「金融政策」と「各国経済指標」について解説します。

これらの発表直後には為替が変動することで知られています。経済指標は各国の経済状況を示すものであり、トレーダーはその数値によって今後の景気動向を予測。そして各々の思惑で、売買を一斉に行うため為替が急激に動くことになります。ドルに関する経済指標を中心に、自分の扱う通貨を合わせて確認するのがポイントです。

政策金利

チェックすべきはアメリカの政策金利FOMC(連邦公開市場委員会) です。FOMCはアメリカの金融政策を決定する最高意思決定機関で、マネーサプライの調整や金利・為替レートの誘導などの方針が議論されます。

FOMCの決定によって金利の上げ下げが行われ、そこにはアメリカの景気動向が端的に反映されているため、世界中の投資家や経済人が注目しています(年8回発表)。

同様に世界経済に影響を与える政策金利は、イギリスMPC(中央銀行による金融政策会合、年8回)、ユーロECB(欧州中央銀行、6週間ごと)、オーストラリア RBA (オーストラリア準備銀行、毎月第一火曜日)などがあります。

各国経済指標

最もインパクトが強いと言われているのが、アメリカ雇用統計(毎月第一金曜日に発表)です。次いで、アメリカGDP速報(1、4、7、10月下旬に4半期分を発表)、アメリカ小売売上高(毎月第二週に発表)なども重要視されています。さらに、各国の消費者物価指数(CPI)と製造業物価指数(PPI)も影響力を持っているので、発表時にはチェックするといいでしょう。

これらの経済指標は「経済指標カレンダー」といった形で、さまざまなサイトでチェックできます。

ファンダメンタルズ分析のシストレへの活かし方

それではファンダメンタルズ分析をシステムトレードに活かす方法について考えてみましょう。

長期的な読みのために使う

ファンダメンタルズ分析は、大きな為替の方向性をつかむのに活用できます。

たとえばアメリカの長期金利、10年物国債の利回りを例に考えてみましょう。10年物国債の利回りが上がると市場に出回るお金の量は減少します。これがアメリカで起これば、ドル高傾向になります。反対に国債の利回りが下がれば市場に出回るお金の量が増え、ドル安に傾きます。

個人投資家が10年利回りの発表を見て直ちに買い・売りといった行動に出るのは難しいでしょう。というのも、個人投資家がニュースを見た時点ではすでに為替は動いてしまっている可能性が高いためです。ですが、ドル高・ドル安傾向はある程度の期間続くことが予測されるため、トレンドが出ている時に強いストラテジーの使用を検討することができます。

通貨ペアを選ぶために使う

通貨ペアを選択する場合にも、ファンダメンタルズ分析が役立ちます。ファンダメンタルズ分析とは経済指標だけではなく、各国のニュースや各種発表なども使います。 ファンダメンタルズ分析には、経済指標だけではなく、為替相場に影響を与えるような各国のニュースや各種発表なども含まれます。ある国のニュースを継続的にウォッチして為替事情に詳しくなっていくことも、ファンダメンタルズ分析と言えます。 ある国のニュースを継続的にウォッチし、ファンダメンタルズ分析を行うことで、為替事情にも詳しくなれるでしょう。

他国の情報を集めようと思った時、国によって情報を得やすいものとそうでないものが出てきます。すると、おのずと情報量が多い国について詳しくなっていくでしょう。他国の事情に詳しくなれば、通貨ペアを選ぶ際の判断材料になります。

ファンダメンタルズ分析を使ってトレードする時の注意点

相場急変時や経済イベント時はシステムを停止できるようにしておく

シストレを使っている方は、アメリカFOMCや日銀がらみの発表など、あるとわかっている指標発表については、発表直前にシステムをいったん停止 したほうがよいでしょう。保有しているポジションがあるときは、保有数を調整したり、ストップを入れておくといった対策も検討しましょう。また、年末年始やクリスマス時期、早朝等、スプレッドが拡大しやすい時期や時間帯にもプログラム システムを停止しておくほうが賢明です。

為替相場は経済指標の発表直後に急騰・急落することがあります。その為替相場の動きにテクニカル分析をもとに動くストラテジー系のシステムトレードは、基本的に対応できません。知らずにシステムを稼働したままにしてしまうと、場合によっては大きな損失を生む可能性があります。

その点において、フォロートレードを採用しているシステムトレード・macasoの場合、ファンダメンタルズ分析を取り入れながら、裁量トレードを行っているマカソムリエ(ストラテジー)がいるので、為替相場の急変動にも対応してくれます。

膨大な経済指標から、最適な情報を得てトレードを行えるようになるまでは時間がかかります。FXを始めたばかりという方は、macasoが提供しているフォロートレードを利用するのが賢明です。

厳選されたトレーダーをフォローできるmacasoなら

さてここまでファンダメンタルズ分析の重要性について説明してきました。ただ残念なことに、FX初心者にとってファンダメンタルズ分析を実際にトレードに活用するのは難しいものです。

そこで初心者だけれど難しいファンダメンタルズ分析や指標発表の際にプログラムを停止するだけではない対応がしたいといった人におすすめなのがmacasoの「裁量取引型マカソムリエ」です。

macasoではストラテジーではなく、「マカソムリエ」を選びます。 マカソムリエとは世界中から選ばれた、一定の基準を満たしたトレーダーやプログラムです。macasoはそのトレーダーを選んで、自動売買を行うサービスを提供しています。

なかでも「裁量取引型マカソムリエ」とは、各種経済指標発表などに基づくイベントドリブン型の売買や市場急変時にも臨機応変に対応できる可能性のあるトレーダーのこと。つまり、従来の自動売買ではできなかった、ファンダメンタルズ分析を行い、指標発表後の急騰・急落にも対応できるマカソムリエをフォローし、その判断に基づいてトレードが行えるのです。実際の画面で取引を体験できる無料のデモ口座も開設できるため、その精度の高さを一度確認してみてはいかがでしょうか。

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